【必須】結婚式のテーブルマナー これで失敗しない極意!
2024/02/28
結婚式に参加する際には、基本のテーブルマナーを身につけておくことが大切です。しかし、初めての人や結婚式という特別な場に緊張している人にとっては難しい点もあります。そこで、今回は結婚式のテーブルマナーについて、失敗しないための極意をご紹介します。しっかりとマナーを守って、思い出に残る素敵な結婚式を過ごしましょう!
目次
ナプキンの使い方
通常の食事の場合は、ナプキンは飲み物が注がれるときに手に取ります。ですが結婚式では、その後乾杯のタイミングで席を立つことがあるので、ナプキンも一度置くことになってしまいます。そのため、結婚式では乾杯が終わって席に着いたタイミングでナプキンを広げます。できれば主賓より先にならないように、主賓が広げてから手に取るとさらにスマート。ナプキンを取って広げたら、半分に折り、折り目をお腹側にして膝の上に乗せます。ナプキンは手や口元を拭くものとされており、フォークやナイフ、グラス、テーブルなどを拭くのはマナー違反とされています。手や口元を拭くときは、折ったナプキンの裏側で軽く拭くようにすると汚れが外側にでないので、見た目もキレイですし、再度膝に置いたときにも服が汚れません。テーブルを立つ際には、テーブルには置かずに椅子の上か背もたれにかけます。
カトラリーの使い方
カトラリーはフォークやナイフなどの総称です。フランス料理のコースの場合、カトラリーがテーブルの上にたくさん並んでいます。特にナイフとフォークは数が多いので、どれから使うか迷ってしまう人もいるかもしれませんが、基本的にナイフとフォークは外側から順番に使っていけばOK。一般的にはまず、プレートを中心に左側にフォーク、右側にナイフやスプーン、上部にデザートフォークとデザートスプーンが置かれています。フランス料理のコースは、前菜→スープ→魚料理→肉料理の順で出てきます。料理が出てくる順番に並んでいるので、ナイフとフォークを外側から使っていけば問題ありません。飾り皿(中央の大きなお皿)の上にセットされているカトラリーはデザート用なので、デザートまでは使わないようにします。ナイフは右手、フォークは左手で持ちます。ナイフは包丁を持つように、人差し指を刃の付け根部分くらいまで前に出して持ちましょう。フォークも人差し指を柄に添えて前に出し、裏面(背)が上になるように持ちます。
カトラリーの置き方
カトラリーの置き方次第で、お店の方へ「食事中」か「食事終了」のサインになります。食事中やナプキンで口を拭くときは、お皿の上にフォークとナイフをハの字になるように置きます。この時、ナイフの刃は内側に向けてください。食事が終了したら、お皿の上にフォークを手前にナイフを奥にして、時計の4時方向になるように斜めに揃えて置きます。これはフランス式で、イギリス式は時計の6時方向、アメリカ式は時計の3時方向と変わってきます。
うっかりカトラリーを落としてしまった場合、自分で拾うのはマナー違反になります。落としてしまったときは、小さく手をあげてお店の方に拾ってもらいましょう。
飲み物のマナー
大きめのグラスは、水などを飲むためのゴブレットというグラス。外側のグラスは、一般的に手前から、シャンパングラス、白ワイングラス、赤ワイングラスの順に並んでいます。たくさんあって迷ってしまいそうですが、サービス係がそれぞれ用途に合ったグラスに注いでくれるので、心配しなくて大丈夫。ドリンクを注がれるときは、グラスは持ち上げないのがマナー。乾杯の際は、グラスを持って立ち上がります。乾杯の音頭があったら、グラスを目の高さに上げ、周囲の人に目礼をしてから、一口飲みましょう。グラスとグラスはぶつけないのが正しい乾杯の方法です。グラスが傷つくのを防ぎます。一口だけ飲んだら、グラスをテーブルに置き拍手をします。乾杯以外でもグラスに注がれた飲み物を一気に飲み干すのは、NGとされています。
料理を食べるとき
食事は、同じテーブルの全員に料理が運ばれてから食べ始めます。できれば一番上座の人が食べ始めてから手をつけるようにすると、さらにスマートです。食事のペースが同じテーブルの人たちより早過ぎたり、遅過ぎたりするのは、マナーとしてあまりよくないよう。周りとペースを合わせて食べられるよう、周囲に気を配りましょう。パンは、魚料理や肉料理と一緒に食べるのが基本。先に食べても構いませんが、パンを食べすぎて、メイン料理のころにはお腹がいっぱい・・・なんてことは避けたいですね。料理のソースにパンをつけて食べるのは「ソースまで美味しかった」というサインにもなるのですが、結婚式のようなフォーマルな場では控えた方がベター。ちなみにスープに浸して食べるのもNGとされているので気を付けましょう。パンは一口ずつちぎって、バターなどをぬっていただきます。パンくずを床に払い落としたりしないように注意してくださいね。メイン料理は、左の端から一口ずつ切り分けて食べましょう。食べやすいようにと、最初に全部切ってしまうのはマナー違反。食材が冷めやすくなりおいしくなくなってしまいます。お肉も乾いて美味しくなくなってしまいますので気を付けましょう。
フォークとナイフのNGマナー5選
料理を最初に切り分ける
肉料理を食べる際、最初に食べやすい大きさに切り分けてしまうと、食材が冷めやすくなりおいしくなくなってしまいます。左端から、一口ずつ切り分けて食べることで美味しい状態で食べることができます。
フォークを右手に持ち替える
切り分けた料理を、利き手である右手にフォークを持ちかえて食べるのもマナー違反です。カトラリーは、基本的には用意された方の手で使用する、と覚えておけば大丈夫です。また、右手に持ったナイフで刺して食べるのもマナー違反です。
フォークに刺した料理を一口で食べない
フォークに刺した料理が大きいからといって、一口で食べずにかじってしまうのはマナー違反です。先に一口ずつで食べられる大きさに切り分けて食べるようにしましょう。
フォークの背に乗せて食べる
ご飯などをフォークの背に乗せて食べる方がいらっしゃると思いますが、じつはマナー違反です。フォークの背に乗せると、不安定で落としやすく、また姿勢を崩してしまうためです。また、背に乗せるときに食べ物を押しつぶしてしまうのも、本来の食感が崩れる可能性があり、また見た目も良くありません。
柄を皿の外に大きくはみ出して置く
フォークとナイフを置く際に、刃の部分だけお皿の上に乗せて、柄の部分がお皿から大きくはみ出して置くのはマナー違反です。服の袖に引っかかってしまい落としたり服を汚したり可能性や、スタッフの方がお皿を下げる際に手間をかけてしまうためです。なるべくお皿の内側に置くようにするとスマートです。
まとめ
披露宴での食事は普段食べ慣れていないフォーマルなものも多いので、マナーが気になってしまう人も多いかもしれません。結婚式は余興や演出もあり、席を立つ機会も普段のレストランでの食事よりも多いもの。
最低限のマナーは押さえながらも、あまり緊張しすぎないようにしましょう。
せっかくのお祝いの席なので、周囲の人に気を配りマナーを意識しつつも、食事を通じて楽しい時間を共有したいですね。